アメリカ史:世界史の中で考える
趣味/教育
アメリカ史:世界史の中で考える 第14回
「分裂し迷走するアメリカ:冷戦後(1990年代〜2016年)」
1月8日 水曜 14:15 -15:00 放送大学テレビ
冷戦終結後、アメリカは唯一の超大国となった。しかし、アメリカの指導力はまもなく限界を露呈し、イラク戦争を経て大きく毀損していく。一方、多くの先進国と同様に、アメリカでも新自由主義を基礎とする新たな政治的コンセンサスが出現した。新自由主義の世界的な拡大を背景とするグローバリゼーションは、経済成長を促進する一方で、貧富の差を拡大させた。
貧富の差の拡大は、文化や価値を巡る対立と相俟って、アメリカの政治的分裂をいっそう深めることになった。
本講義では、グローバリゼーションを主導しながら国内の分裂を深めていくアメリカの姿を追う。
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キーワード
新自由主義、多文化主義、湾岸戦争、グローバリゼーション、北米自由貿易協定(NAFTA)、同時多発テロ、アフガニスタン戦争、イラク戦争、新保守主義(ネオ=コンサーバティヴ)、一国主義、対テロ戦争
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出演者
京都大学教授 小野沢 透