むかし男ありけり
ドラマ
むかし男ありけり 【没後10年 高倉健劇場】
出演:高倉健 監督:木村栄文 脚本/構成:鳥山拡 作家・壇一雄の晩年の足取りを、高倉健が自ら取材していく唯一のドキュメンタリー。(1984年 85分)
1月24日 金曜 21:00 -22:35 日本映画専門ch
“最後の無頼派作家”と呼ばれた、直木賞作家・詩人 檀一雄の晩年の足どりを俳優・高倉健が辿る、伝説のドキュメンタリストと言われた木村栄文監督によるドキュメンタリー番組。ポルトガル・サンタクルスから終の住処となった福岡・能古島へ。
「短い一年の間にこれほど集約的で、これほど生一本な友愛をまともにあびた時期はほかにない」と壇が書き記すほど穏やかで満ち足りた日々を過ごしたサンタクルス。その雄大な景色に、高倉の朗読が重なる。島を訪れた高倉に壇の面影を重ね、歓待する土地の人々。
それとは対照的な日本での母、妻、娘、愛人たちとの愛憎の日々。そして、壇が筆を執ることが出来なくなったため口述筆記された「火宅の人」完成までの秘話が明かされる。文化庁芸術祭優秀賞受賞作品。