ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ🈑

103歳 哲代さんのひとり暮らし

5月6日 月曜 9:30 -10:00 TOKYO MX1

人生10年時代…ヒトの寿命が延びる中、100まで生きたいと言う人は減っています。《103歳 哲代さんのひとり暮らし》はイマ、広島で最も有名な高齢女性の102歳から103歳までの生活記録!明るく前向きな石井哲代さん…講演会が開催されれば大勢の人が会場に詰め掛けます。(哲代さんの本は17万部のベストセラー)「楽しんでほしい。生きているからこそ出来ることがある」
…哲代さんのことばには人生100年時代を生きるヒントがあります。哲代さんが暮らすのは広島県尾道市…映画の町として有名な海沿い地区から離れた山間地域。哲代さんは、小学校の先生として働きました。同じ教師の夫・良英さんはすでに他界…石井家の『本家の嫁』として家を守るため決意の『ひとり暮らし』。
「みんなでつくる、みんなの豊劇」をスローガンに掲げ、多くの人との連携を打ち出しました。劇場再開の目標は2023年春。ただし、その条件として、個人や法人に有料の会員(サポーター)になってもらい、300万円の資金を達成することを条件にしました。
田中さんが思っていた以上に、協力してくれる人が現れます。「毎日奇跡のようなことが起きています」と田中さんが感じるほどでしたが、資金は思ったようには集まりません。田中さんのやり方を批判する人もいました。このままでは、再開が危ぶまれる状況に…。
しかし、年が明けたあたりから、田中さんは手ごたえを感じるようになります。そして2月12日、見事300万円を達成。劇場復活の日を3月25日と決めました。
田中さんは、どうしてここまで踏ん張ることができたのか…それには、理由がありました。夫の栄介さんは、中学校の同級生。二人が初めて一緒に映画デートをしたのが豊岡劇場。そして、夫の栄介さんと見た映画が、その後の田中さんに大きな影響を与えたのでした。映画館復活に挑んだ一人の主婦の涙と笑顔の奮闘記です。

  • 出演者

    【出演】 石井哲代(広島県尾道市民) 【ナレーション】 本名正憲(フリーアナウンサー)