劇場/公演
歌舞伎◆銘作左小刀 京人形 ▼市川右近(現・右團次)、市川笑也
日光東照宮の「眠り猫」で有名な江戸時代の名匠左甚五郎を主人公にした、おとぎばなしのような楽しい舞踊劇。(平成23年10月・新橋演舞場)
2011年 34分
4月2日 水曜 17:15 -18:00 衛星劇場
◆特選歌舞伎◆
名匠左甚五郎は、廓で見初めた太夫が忘れられず太夫に生き写しの人形を彫り上げた。ある日、京人形を箱から出して、太夫を身請けした気で人形を相手に酒を飲み始めると、不思議なことに人形が動き出して…。
甚五郎と京人形との踊りが見どころで、とくに京人形が女の姿で男の所作を見せていたのが、鏡が懐に入ると女の所作を見せるという変化の妙が眼目。また大勢の大工を相手にしてのユニークな立廻りも後半の見せ場となっている。
右近(現・右團次)の甚五郎、笑也の京人形の精でお楽しみ下さい。