教誨師

映画

映画「教誨師」(2018年)

プロテスタントの牧師佐伯保は、教誨師として拘置所を訪れ6人の死刑囚と面会する。死刑囚たちと真剣に向き合う中で、ついにある受刑者に死刑執行の命が....

1月25日 土曜 1:25 -3:20 瀬戸内海放送

プロテスタントの牧師、佐伯保。彼は教誨師として月に2回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。気のよいヤクザの組長、吉田。年老いたホームレス、進藤。よくしゃべる関西出身の中年女性、野口。面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。そして自己中心的な若者、高宮。
佐伯は、彼らが自らの罪をしっかりと見つめ、悔い改めることで残り少ない“生”を充実したものにできるよう、そして心安らかに“死”を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き、聖書の言葉を伝える。しかし、意図せずして相手を怒らせてしまったり、いつまで経っても心を開いてもらえなかったり、苦難の日々が繰り返される。
それでも少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。死刑囚たちと真剣に向き合うことで、長い間封印してきた過去に思いを馳せ、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される....。