ドキュメンタリー/教養
●ワイルドネイチャー●世界大自然紀行:ベトナム〜緑の北部・潤いの南部「水の大地」
キホオテナガザルやカニクイザル、アオウミガメが生息するベトナム南部を訪れる。広大なメコンデルタにはおびただしい数の渡り鳥が飛来する。声:石川由依【二ヶ国語】
1月23日 木曜 22:00 -23:00 ナショジオ
北部の山岳地帯から、南部のメコンデルタまで、ベトナムは多様な自然環境と野生動物に恵まれ、多くの固有種も存在する。戦争で失われたマングローブ林の再生に向け、大規模な植林活動が行われてきた。一方で多くの希少種が絶滅の危機に直面している。主な原因は人口増加や森林開発、観光といった人間の営み。密猟の影響も甚大だ。野生動物や環境保護に向けた様々な取り組みとともに、生き物たちの驚くべき生態を紹介する。
ベトナム南部は高温多湿で、キホオテナガザルやカニクイザルなどが生息する。カッティエン国立公園の湖では、一度は姿を消したシャムワニが再導入され、今では安定した個体数を維持している。広大なメコンデルタにはコツメカワウソが生息し、スキハシコウやアジアヘビウなどの渡り鳥が繁殖のために飛来する。戦争で大きなダメージを受けたが、水と光が織りなすベトナム南部で、たくましくも懸命に生きる動物たちを紹介する。