剣客商売 第2シリーズ
ドラマ
🈑<時代劇>剣客商売 第2シリーズ 第11話「妖怪小雨坊」🈡
時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の、時に厳しくほほえましい関係を描く大人気時代劇!
今回は、第2シリーズをお届け!
1月23日 木曜 18:30 -19:25 BSフジ・181
秋山小兵衛(藤田まこと)の家の井戸端に、化け物のような顔をした男が現れた。
山伏くずれの法衣にぼさぼさの髪とひげ。
顔の色が紙のように真っ白く、口の中が異様に赤い。
その姿を見たおはる(小林綾子)は恐怖に震えた。
小兵衛が、妖怪変化を描いた「百鬼夜行の図」をおはるに見せると、「小雨坊」という妖怪を指さした。
それから七日後…
小兵衛は越後新発田五万石の江戸屋敷用人・伊藤彦太夫(近藤正臣)からの密会の求めに応じた。
彦太夫は、自分はかつて大治郎(渡部篤郎)に右腕を斬り落とされた伊藤三弥(本宮泰風)の父親である、と言った。
この事件の非はすべて三弥にあることを認めている彦太夫は、行方不明になっていた三弥が江戸に現れたと話し、「復讐するかもしれない。
もしもの時には、三弥の命を絶ってもかまわない」と言った。
奇妙な密会であった。
小兵衛はなぜか、三弥と小雨坊の出現を結びつけて考えた。
さらに、伊藤彦太夫についての情報集めを三冬(大路恵美)に依頼した。
小兵衛の勘は当たっていた。
小雨坊の本名は伊藤郁太郎(遠藤憲一)。
三弥の腹違いの兄だった。
幼い時に母が死に、父が再婚したためにうとまれた郁太郎は、家臣の手で越後の山中で育てられた。
青年期には羽黒山の山伏のもとで剣の腕を磨いた。
三弥は自らの復讐のために、越後で暮らしている兄を探し出し、江戸に呼んだのだった…。