古畑任三郎

ドラマ

古畑任三郎【若旦那の犯罪/田村正和 松本幸四郎 西村まさ彦】#01🈞🈑

「若旦那の犯罪」(第3シリーズ#01)
田村正和 松本幸四郎 西村まさ彦 石井正則 小林隆 モロ師岡 梅野泰靖🈀

1月18日 土曜 13:00 -14:00 テレビ西日本1

独演会を控えた人気の若手落語家・気楽家雅楽(松本幸四郎)は、兄弟子の二つ目・気楽家苦楽(モロ師岡)の作った新作落語「タイムマシンで行こう」を演じたいと強く思っていた。真打ちの雅楽は、人気はあったが、古典の素養も、新作を作る力量も無い。そこで、兄弟子の新作を自分のものにしたかったのだ。しかし、苦楽に知れれば、落語家人生は終わる。雅楽は苦楽を亡き者にする完全犯罪を企てたのだった。雅楽は
師匠の気楽家有楽(梅野泰靖)に稽古を付けてもらうのを、自分の代わりに苦楽に頼む。目の悪い師匠には変装していけば解らないと、苦楽を説得する。その間、雅楽は一門の事務所に忍び込み、真打昇進のリストを盗み出す。そこには苦楽のライターを置いておく。苦楽がアパートに帰ったのを見計らい、雅楽は苦楽を訪ねた。新作を欲しいと最後の交渉をするが、苦楽は取り合わない。雅楽は悲しげに苦楽の喉を掻き切るのだった。
雅楽はその足で苦楽が演じる予定だった老人ホームへ変装して急いだ。これで、苦楽は真打に昇進できないことを苦に自殺を図ったことになる。が、苦楽は、「煮干し」を握り締めて息絶えていた。このダイイング・メッセージを古畑(田村正和)は見逃さなかった。