こころの時代〜宗教・人生〜

ドキュメンタリー/教養

こころの時代選 宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる(4)あまねく「いのち」を見つめて🈑

今年没後90年を迎える宮沢賢治。名作を生む原動力となった知られざる宗教観に迫るシリーズ。第4回は最愛の妹トシとの死別がもたらした賢治の死生観を連作詩から探る。

1月19日 日曜 5:00 -6:00 NHKEテレ1徳島

24歳で逝去した妹トシは賢治にとって「信仰をともにする唯一の道連れ」と呼ぶほどの存在だった。その死の日に作った詩「永訣の朝」「松の針」からうかがえる賢治の慟哭。そして、8か月後に書かれた「青森挽歌」「オホーツク挽歌」の詩から読み取れる賢治の「死」のとらえ方。そこに見える「法華経」「歎異抄」などの影響をあげながら、仏教の視点から読み解く賢治の晩年の死生観とトシの生き方に見られる菩薩道について考える。