京都知新
ドキュメンタリー/教養
京都知新【「京都紋付」四代 荒川 徹◆ ナレーション 升毅】
紋付を染め続け110年ー深黒加工で表現される"黒"その伝統的な技術を残すため、新たな挑戦!「洋服の黒染め」や海外展開…紋付・黒染めの文化を後世に…荒川徹さんの想いとは
1月12日 日曜 6:15 -6:30 MBS毎日放送
日本の礼服とされてきた紋付。家紋の入った漆黒の着物です。
今回の主人公は、京都市中京区にある「京都紋付」四代荒川徹さんです。
紋付を染め続けて110年、荒川さんは、黒く染めることを追究してきました。
染めの仕事は、真っ白な反物を、水につけることから始まります。染めの命は地下水。「京都紋付」のある壬生は、古来より“水が生まれる場所”と呼ばれてきた場所です。
荒川さんは、深黒加工という技術で黒を表現します。「黒に袖を通した時の不思議な力、その背景にある文化を伝えたい。うちには“黒い血”が流れているんです」。
しかしいま、この伝統的な紋付の存在が危機に瀕しています。
紋付を新調する人は、花街の芸妓や歌舞伎役者が大半で、利用者の分母が少なくなっているのです。
荒川さんは紋付を残していくために、新たな挑戦を始めました。
それは「洋服の黒染め」。汚れなどで着られなくなった洋服を黒く染めることで、もう一度新たに着用できる服として生まれ変わらせるのです。
現在100社以上のアパレルメーカーと契約、革新は次の世代へと受け継がれ、息子・優真さんは海外展開を行うまでに。有名なアパレルブランドとコラボレーション、世界に通用する「黒」を表現しています。
さらにタグにQRコードを付け、注文者が黒く染めた時のイメージ画像を見られるような仕掛けも考案しました。
「染め替えという概念を世の中に作りたい。」
その奥にある紋付の文化、黒染めの文化を後世に。
荒川さんの黒染めへの想いと、新しい取り組みに迫ります。
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出演者
【ナレーション】 升毅 【出演】 荒川 徹(「京都紋付」四代) ほか
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◆問い合わせ先
【INFORMATION】 ●「京都紋付」ホームページ http://www.kmontsuki.co.jp/
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公式HP
【京都知新HP】 https://www.kyoto-chishin.com/
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