劇場/公演

血の婚礼 ▼木村達成、須賀健太、早見あかり、安蘭けい

一人の女をめぐり、男二人が命を懸けて闘う、愚かしいほどの愛と衝動の物語。(2022/9/15〜10/2 東京・Bunkamura シアターコクーン ほか)
2022年 112分

1月12日 日曜 11:15 -13:15 衛星劇場

◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆ スペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる官能的な名作悲劇。 一人の女をめぐり、男二人が命を懸けて闘う、愚かしいほどの愛と衝動の物語。 舞台はスペインのアンダルシア地方。婚約した一組の若い男女が互いの家族の期待を背負いながら結婚式を迎えようとする姿、そしてそこに現れた花嫁の昔の恋人がすべてを変えてしまう抑えきれない愛を描く。
南スペインのアンダルシア地方のとある村。母親と二人暮らしの“花婿”は、父親と二人暮らしの“花嫁”と結婚したいという想いを母に告げる。母親は、溺愛する息子の成長を喜びつつも、ただ一人の家族の旅立ちに複雑な想いがのこる。花嫁は優しく家庭的な娘と聞くが、気にかかる噂がある。息子と恋仲になる以前、心を通わせた男がいるという。男の名はレオナルド。かつて、レオナルドの一族に母親の夫と息子は殺されたのであった。
レオナルドは花嫁との恋が破局した後に、花嫁の従妹と結婚し、今は妻子と姑との四人で暮らしていた。レオナルドの友人でもある花婿は、心配ないと母に明るく語る。 花嫁は、花婿と幸せな家庭を築くと決意していた。しかし、花嫁の目の前に現れたのは、かつての恋人・レオナルド。思いもよらない人物の出現に激しく心が揺さぶられる花嫁。忍び寄る不穏な闇…。 2人の男の愛がひき起こす、婚礼の日に起きる悲劇とは…。