ドラマ

女刑事ふたり1 眠れる殺意

胸に十字架…女性連続殺人の現場に残された防犯チラシと白ユリの花粉の謎(2002年)
出演:石田ひかり伊藤蘭平田満羽場裕一森下哲夫山下賢治斉藤陽一郎 ほか

1月4日 土曜 2:30 -4:20 テレ朝チャンネル1

川島貴衣子は、外苑署の交通課に勤務する警察官。大学生の弟・将太と二人でマンション暮らしをしている。 ある日、貴衣子は銀座のレストランで行われた同僚の結婚披露宴に出席した。ところが、司会者が「二人の門出を祝して、天より祝い品を贈る」という祝電を読み上げている時、ドスンという大きな音とともに、レストランの中庭に何かが落下したのだ。それは、ビニールシートに包まれた若い女性の全裸死体だった。
首を絞められた跡があり、胸には十字の傷跡が刻まれていた。 現場は騒然となり、警視庁捜査一課の綿貫警部らが駆けつけて来る。やがて、死体は隣りのビルの3階から投げ落とされたものだと判明する。新郎、新婦とも死体に面識はなく、おかしな祝電の心当たりもないという。 「これってもしかして、連続殺人事件になるんじゃ…」 この貴衣子のつぶやきを聞きとがめたものがいた。警視庁捜査一課の警部補・一色操だった。
なぜそんなことが言えるのかという操の問いに、犯人にとってのリスクの問題だと貴衣子は答えた。目撃者が十分考えられる時間帯といい、奇妙な祝電といい、犯人の目的は事件そのものを世間にアピールすること、つまりは快楽殺人ではないかと貴衣子は言うのだ。