錦糸町パラダイス〜渋谷から一本〜

ドラマ

錦糸町パラダイス▼＃10「もう大丈夫」

スカイツリーが日本一良く見える街、錦糸町を舞台に過去の罪と未来への希望が入り交じる。総勢50人以上が登場！ヒューマンドラマとちょっとミステリーのある群像劇。

1月7日火曜 0:59 -1:29 くまもと県民1

坂田蒼（岡田将生）は小学４年生の時、家では母・なみえ（濱田マリ）から虐待を受け、学校では同級生にいじめられる…そんな毎日に苦しんでいた。まっさん（星田英利）と出会ったのはその頃だ。なみえや同級生から暴力をふるわれているところを助けてもらい、いつしかまっさんの店に通うように。特に何も喋らないものの、駄菓子を食べながらいつも一緒にいてくれた。
中学２年生になったある日。いつものように店へ向かうと、この日が誕生日の蒼に、まっさんはプレゼント変わりにある秘密を打ち明ける。話を聞いた蒼は爆笑。「絶対嘘でしょ!?」「ほんとほんと！」そんなやりとりがなんとも楽しそう。友達はいなかったが寂しさはまっさんが埋めてくれた。　ところが…ひとり勉強に打ち込み数学のテストで100点を取ったが、
「カンニングでもしたんでしょ」となみえに努力を全否定されてしまう。やり場のない怒りを抱える蒼。学校では“いない者”とされ、親には努力すら認めてもらえない…。そんな折、テスト中に偶然カンニングをする生徒に気づいた蒼は、迷いながらも先生が持っていた文庫本にこっそり手紙を挟み、その事実を密告。しばらくして生徒が呼び出されると、
蒼は“胸のざわめきが止まらない”という初めて味わう高揚感に気持ちが高ぶる。以来、蒼は人知れず密告を繰り返すようになりーー。そして現在。錦糸町のさまざまな悪事を暴くべくQRコードを貼ろうとする蒼の前に、突然まっさんが現れる。