劇場/公演

歌舞伎◆人情噺小判一両 ▼尾上菊五郎、澤村田之助、中村吉右衛門

昭和11年に初演された、宇野信夫作の新歌舞伎。人への情けが仇となってしまう世の中のむずかしさを、人情噺風に描いた名作。(平成18年2月・歌舞伎座)
2006年 54分

1月3日 金曜 17:00 -18:00 衛星劇場

◆特選歌舞伎◆ 物語は今戸八幡の門前の茶屋から始まる。笊屋(ざるや)の安七は父親の残した小判一両をお守りにして商売に励んでいた。安七は通りかかった凧売りが、凧を盗んだ子供を撲るのを止め、大切な一両を子供に与える。それを見ていた浅尾という侍が安七の親切を褒めて盃を勧めるのだが、情けをめぐってふたりの意見が食い違う…。