ドキュメンタリー/教養
●2024アンコール傑作選!●ヒトラーの黙示録:ファイナル・アクト「衝撃の敗北」
1943年夏、ドイツ軍の総力戦は限界を迎えつつあった。起死回生を図るヒトラーはクルスク周辺に大攻勢を仕掛けた。この戦いが東部戦線の行方を左右する。【二ヶ国語】
12月28日 土曜 15:20 -16:10 ナショジオ
1943年夏、東部戦線でソ連軍に巻き返され、ドイツに暗雲が垂れ込めていた。ヒトラーは起死回生を図るべくクルスク周辺域に大攻勢を仕掛ける。独ソ戦においてドイツが攻勢に出たのはこれが最後となった。一方、西部戦線では1944年の夏に連合国軍がフランスのノルマンディーに上陸。ドイツは東西から攻め込まれることになる。日に日に追い込まれながらもヒトラーは敗北を認めず、抵抗を続けながら国家を奈落へ導いていく。
1943年夏、東部戦線でモスクワの攻略に失敗し、スターリングラードの戦いにも敗れたドイツに暗雲が垂れ込めていた。ヒトラーは起死回生を図るべくツィタデレ作戦を計画。新型戦車を用いて、クルスク周辺にできていたソ連軍の前線の突出部に大攻勢を仕掛けた。この戦いは独ソ戦の転換点となる。一方、連合国軍はドイツ軍の武器工場を破壊するため、都市爆撃を開始する。それはドイツ人の士気を砕くための無差別爆撃だった。