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沈黙の月『寺越事件』忘れられた母子
ドキュメンタリー/教養
沈黙の月「寺越事件」忘れられた母子
1963年、当時13歳だった寺越武志さんと叔父2人が行方不明となり、その後、北朝鮮で生存が判明した「寺越事件」。
12月30日 月曜 4:50 -5:50 東日本放送CH1
武志さんと母の友枝さんが歩んだ60年の記憶を記者が追った。
1963年5月、当時13歳の中学生だった寺越武志さんと叔父2人が、石川県志賀町の沖合に漁に出たまま行方不明となった。3人の行方は分からず、葬儀も営まれたが、24年後、日本に届いた手紙によって、武志さんと叔父の外雄さんが北朝鮮で生きていることが判明した。母の友枝さんは武志さんに会うために66回もの訪朝を重ねた。
武志さんは2002年10月に一時帰国を果たしたが、その後は日朝関係の悪化もあり、日本への帰国は叶っていない。「拉致」という言葉を飲み込み、沈黙を守ってきた母と息子。2007年から母の友枝さんを約16年にわたり、継続取材してきた記者が、忘れ去られようとしている「寺越事件」を記録し、母子の60年の記憶を伝える。
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◇出演者
寺越友枝さん 寺越武志さん ナレーション:中島佳昭(北陸朝日放送記者)
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◇制作
HAB北陸朝日放送