京都知新

ドキュメンタリー/教養

京都知新【「亀京窯」陶芸家 中井絵夢◆升毅 ナレーション】

釉薬を使わない「焼締め(やきしめ)」技法…土本来の風合いを生かした焼物ー「丹波音羽焼」が作られるのは自作の穴窯。中井絵夢さんが土と語り、思いを投影させた作品とは

12月22日 日曜 6:15 -6:30 MBS毎日放送

京都知新【「亀京窯」陶芸家 中井絵夢◆升毅 ナレーション】

今回の主人公は、「焼締め(やきしめ)」という釉薬を使わない土本来の風合いを生かした技法を専門にしている、陶芸家の中井 絵夢さんです。 亀岡で「亀京窯(ききょうがま)」という窯を開き、「丹波音羽焼」とよばれる焼物を制作しています。  
「子ども時代に熱中したのは、土団子や泥遊び。陶芸はその大人版のような感覚」 高校卒業後、京都伝統工芸大学校で陶芸の基礎を学び、丹波篠山で本格的に陶芸、特に「焼締め」の技法を学びました。独立して17年を迎えます。  
中井さんの窯は工房近くの山の麓にあります。奥行はおよそ7メートル。1年をかけて製作した自作の穴窯です。 1年に3度行う、薪を窯にくべて火を絶やさず燃やし続ける「窯焚き」。 番組ではその3日間に密着、「園芸用の砂を加えた土」を使った作品なども実験的に焼き上げます。 土と語り合い、自分の思いを投影させる作品づくりを続ける、中井絵夢さんの姿に迫ります。