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ドキュメンタリー/教養

映像’24「ミサイル弾薬庫がやってくる」🈑

自衛隊の弾薬庫増設をめぐり揺れる、京都府精華町と京田辺市。半径5km圏内に10数万人が居住する地域に、防衛省はなぜ建設を急ぐのか?安全保障政策の大転換の最前線とは

12月22日 日曜 5:00 -6:00 MBS毎日放送

映像’24「ミサイル弾薬庫がやってくる」🈑

自衛隊の弾薬庫増設をめぐり、京都の街が揺れている。 1年前、京都府精華町と京田辺市にまたがる陸上自衛隊祝園分屯地に、弾薬庫8棟を増設する計画が発表された。2022年の安保関連3文書の改訂で、「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有が明記されたことによるものだ。防衛省は約10年かけて全国で弾薬庫130棟を新たに整備する。  
祝園分屯地は、「けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)」の真ん中にあり、半径5キロ圏内に10数万人が居住、企業誘致も進められている地域。防衛省は弾薬庫に保管される弾薬の詳細を明らかにしていないが、「トマホークや長距離ミサイルが保管される可能性は高い」と専門家は指摘する。  
「有事の際に標的になるのではないか」「爆発の危険性はないのか」など、周辺住民からは不安の声が上がり、「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(ほうそのネット)」が生まれた。 全国で弾薬庫が急ピッチで建設されるのはなぜなのか、それは私たちの暮らしにどんな影響を及ぼすのか、安全保障政策の大転換の最前線をリポートする。