アメリカ史:世界史の中で考える

趣味/教育

アメリカ史:世界史の中で考える 第10回

「西半球から世界へ(19世紀後半〜1920年代)」

12月4日 水曜 22:30 -23:15 放送大学テレビ

19世紀後半のアメリカは、国内におけるフロンティアを縮小させていくとともに、大陸の外へと支配や影響力を拡大していった。その対象は、中米・カリブ海のみならず太平洋へも向かった。この時代には、「パクス・ブリタニカ」の下での自由貿易・金本位制を基礎とするグローバリゼーションが最盛期を迎えるとともに、帝国主義的な植民地・勢力圏の分割も進んだ。
アメリカはある面では世界的潮流に乗り、別の面では独特な行動を取った。第一次世界大戦に際してのアメリカの行動も、その延長線上にあった。 本講義では、国際関係史的な視点から、アメリカが世界的大国へと上昇していく過程をたどる。

  • キーワード

    高関税政策、アラスカ購入、先住民保留地、フロンティア学説、サモア、ハワイ、アメリカ=スペイン戦争、プラット修正条項、非編入領土、門戸開放通牒、棍棒外交、パナマ運河、ドル外交、宣教師外交、十四か条、国際連盟

  • 出演者

    京都大学教授 小野沢 透