日本のチカラ

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熱血社長と愛され営業マン 〜会津塗のこれから〜

12月1日 日曜 3:30 -4:00 TOKYO MX1

福島県西部・会津の地で、400年以上の伝統を誇る会津塗。漆を塗る技法は伝統産業として継承されていますが、高級でふだん使いしにくいなどの理由で、時代とともに漆器は敬遠されるように。そこで三義漆器店では、食器洗浄機や電子レンジで使用できる器などを開発、現代のライフスタイルにあった器を製造、手ごろな値段で販売しています。
割れにくく、軽くてお手入れ簡単、扱いやすい器は全国のスーパーや量販店で取り扱われ、大ヒット。会社も右肩上がりに成長しています。 伝統にしばられず新たな挑戦を続ける三義漆器店は、創業88年。 3代目の曽根佳弘(そね よしひろ)社長が引っ張っています。
会津若松市にあり、従業員は73人。アットホームな雰囲気の社内…そこには社長の様々な取り組みが。まずは「朝の掃除」。社長自らはじめた朝の日課は、今では多くの社員が賛同。そして「感謝の色紙」。社員から社員へ日ごろ言えない感謝が書かれた手作りの色紙を、毎年、社員全員の誕生日に送ります。さらに「年に1度の社内バーベキュー大会」。若い社員が引っ張り、ベテランから若手まで、絆が自然と深まります。
エース営業マン、荒井将平さんは、31歳にして大手企業へも営業に行きます。プレッシャーもかかるポジション…社長はどのように見守っているのでしょうか。 恐れず、ひるまず、様々な挑戦を続ける曽根社長。これからの地球環境を考えた商品作りにもチャレンジ中。土に埋めると数か月から3年ほどで消える器の開発には、どんな思いがあるのでしょう。 「働き手」を守り「伝統」を前に進める、元気な会社に密着しました。

  • 出演者

    【出演】 曽根佳弘、荒井将平、内川ひかり(三義漆器店)、小松道男(小松技術士事務所)、赤川徹(シービージャパン) 【ナレーション】 浜中順子(福島テレビアナウンサー)