ちょっといい姉妹

ドラマ

昭和ドラマ「ちょっといい姉妹」 第6話

東京・青山にある歯科医院が舞台。山岡久乃、京塚昌子、大空眞弓が演じる性格の違う異母姉妹3人の日常を描く。人の触れ合い、優しさ、女性の自立などを描いたホームドラマ

11月29日 金曜 4:00 -5:00 BS11イレブン

今朝もまた大山君が京歯科に駆け込んできた。ここに来ただけで歯痛が治まるという大山に、村瀬はここで受験勉強をしていいよと、寛大だ。 悠子のパフェの店が京歯科の1階で開店する計画が進み始め、皆見が相談に乗ってくれることになった。皆見が訪れたとき、学校から帰った一正が志郎の植木鉢のトラックに乗せてもらうのだと、飛び出していった。 ところが、日が暮れ、夕食時になっても一正は帰ってこなかった。
華子も三子もたいそう心配したが、志郎の住所さえ分からなかった。自立のことで頭がいっぱいだった悠子は、姉たちに申し訳ないと思った。やっと一正の姿を見たとき、悠子は思わず一正を抱きしめて涙ぐんだ。 孤独な一正は、やはり孤独な男・志郎と馬が合うようで、帰らないでと志郎にしがみつく始末。
話してみると、志郎には土地成金になって家庭不和の挙句、出奔した母があり、噂を頼りに母を捜してトラックを乗り回していたという。悠子はそんな志郎に親しいものを感じた…。 (1981年/全29話)