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FNSドキュメンタリー大賞 Tokyo Young Homeless
新宿の路上で暮らす若者。身なりは至って“普通”彼らはなぜホームレスになったのか。一度は生きることを諦めた過去。路上で自分の人生を取り戻す若者たちを追った。
11月25日 月曜 1:40 -2:35 テレビ長崎1
<フジバラナイト FRI>
東京都庁の真下で出会ったシンさん28歳。ヒゲは剃られ、服もきれい、消臭スプレーで臭いのケアも欠かさない彼は「ホームレス=汚いという偏見を持たれたくない」と語る。路上生活は多くの支援者に助けられ食べる物には困っていない。ボスと慕うホームレスの先輩の手助けで日雇いの仕事にも登録、わずかながら現金収入もある。時間があれば新聞を読み英語も学ぶ勉強熱心な一面も。
今のシンさんにとって大切な存在なのが同年代のホームレス仲間。お金が入れば飲みに連れて行き、仲間が困っていればお弁当やお金をわざわざ届けに行くことも。シンさんいわく「自分より仲間が苦しんでいる方が嫌」。仲間思いで勉強熱心、働き口ならいくらでもありそうなシンさんはなぜホームレスになったのか。語られたのは、自ら命を絶とうとした過去・・・それを思えば今は「自由で楽しい」のだという。
ホームレス仲間の村瀬さんは上司のパワハラがきっかけで心を病み、逃げるように路上にたどり着いた。徐々にメンタルは安定し、今は小説の執筆に挑戦中。路上生活で「物事をより考えられるようになった」と言い「社会に戻れるかも」と心境の変化も…。山谷で暮らすケイちゃんは、シンさんの寝床で一緒に眠るほどの仲良し。だが高校の先輩から「福岡で働かないか」との誘いが来る。仲間の変化に揺れるシンさんは、ある決断を下す。