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知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜

ドキュメンタリー/教養

知られざるガリバー

家電製品から電気自動車の最新型半導体の製造装置などで活躍する黒鉛の製品を手掛ける 東洋炭素

11月23日 土曜 23:00 -23:30 BBCびわ湖放送1

今回のガリバーは、黒鉛製品のトップクラスメーカー東洋炭素です。東洋炭素の黒鉛製品は、半導体の製造装置、家電製品、風力発電、医療機器など、多岐にわたって使われています。主力製品は『等方性黒鉛』。文字通り、全ての方向に粒子が均一な黒鉛で、東洋炭素が世界で初めて量産化に成功しました。3000℃の超高温でも安定した性能を発揮し、最先端の半導体製造装置や次世代の原子炉の部品などにも使われています。
1941年に創業した東洋炭素は戦後、黒鉛の国内製造を目指します。創業者・近藤照久は、知識も技術もない中で研究を重ね、1969年に黒鉛化炉を建設。多くの失敗を経ながら、1970年代に等方性黒鉛の量産化に成功。1980年代には、急成長する半導体分野で等方性黒鉛が次々に採用されました。そして、1986年、東洋炭素初の海外現地法人をシカゴに設立。
今や売上げの6割が海外というグローバル企業に成長を遂げました。黒鉛材料で社会のためになるものを作る。その現場を取材しました。お楽しみに。