テレビ寺子屋
ドキュメンタリー/教養
テレビ寺子屋【住田流 子育て・孫育て/住田裕子】
「住田流 子育て・孫育て」
住田裕子(弁護士)
11月24日 日曜 5:15 -5:45 富山テレビ放送1
仕事を持ちながら子育て・孫育てをするのは、そんなに甘いものではありません。子育ての要諦は、自分一人で頑張りすぎないことです。私も法廷の仕事に穴を開けるわけにいかず、子育て中は親、近所の人、保育園で知り合った人、本当にいろんな人の手を借りました。子どもに関わることが一番優先。子どもと接する時間をできるだけ確保したかったので、掃除も洗濯もお願いできることはお願いして、いろんな意味で手抜きをしたのです。
当時は検事。そして今は弁護士。テレビに出たりして何が一番困るかと言ったら、子どもが非行に走ることです。非行に走らないために大事な二つの「謝」があります。まずは非を認める「ごめんなさい」という謝罪の「謝」。もうひとつは人間関係をうまくする「ありがとう」という感謝の「謝」。この二つの言葉を忘れないようにと思って心掛けてきました。まずは親が実践すると、こどもは真似して学びます。「学ぶ」は「真似ぶ」、
親や、おじいちゃん、おばあちゃん、一緒に住んでいる人を見て学ぶのです。「親の背を見て子どもは育つ」というのはその通りだと思います。そういう意味では、お手本・ロールモデルというのはすごく大事なんですね。大人がいいところでお手本に、そしてダメなところも「これはやっちゃいけない、そこを乗り越えればいいんだよ」と、お手本を見せてほしいと思います。