知っトク 医療のつぼ
ドキュメンタリー/教養
知っトク 医療のつぼ「日常生活にも支障 おしっこの悩み」
過活動膀胱は、尿が急にしたくなり、我慢できなくなる感じを起こす症状が特徴。番組では、過活動膀胱の症状や診断基準、原因を解説する。
11月17日 日曜 7:20 -7:30 ABS秋田放送1
過活動膀胱は、尿が急にしたくなり、我慢できなくなる感じを起こす症状が特徴。尿を我慢できずに漏らしてしまうこともあり、外出を控えてしまいがちになるなど、日常生活に大きな支障が出る。
日本排尿機能学会の調査によると、過活動膀胱の症状がある人は、国内の20歳以上の1250万人、40歳以上に限ると1080万人にのぼる。日常生活に支障があると感じていても、医療機関を受診している人が少ないことがわかっている。
過活動膀胱の原因はさまざまで、脊髄や末梢神経の障害によって、脳と膀胱を結ぶ神経が異常を起こすケースがある。また、加齢のほか、女性の場合は出産によって膀胱や子宮を支えている筋肉が弱まり、膀胱に尿をうまくためることができなくなり、過活動膀胱につながることがある。男性の場合は、前立腺肥大症などの病気によって膀胱の活動が活発になり、少しの刺激でも膀胱が過敏に反応するケースがある。
番組では、秋田市にある秋田泌尿器科クリニックの能登宏光院長が、過活動膀胱の症状や診断基準、原因を解説する。