こころの時代〜宗教・人生〜
ドキュメンタリー/教養
こころの時代 選 宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる(2)「春」と「修羅」のはざまで🈑
昨年没後90年を迎えた宮沢賢治の宗教観にシリーズで迫る。第2回は難解とされる生前唯一の詩集『春と修羅』を仏教を切り口に読み解く【初回放送2023年5月28日】
11月17日 日曜 5:00 -6:00 NHKEテレ1東京
『春と修羅』は賢治が生前に自費出版で出した69編からなる詩集。賢治はそれらを「心象スケッチ」と呼んだ。長い冬に耐えいのちが芽吹く光に満ちた「春」。仏教で人間が死んだあと輪廻する六道の中で争いやいさかいが絶えない「修羅」の世界。一見、相反するような言葉を並べた賢治の意図は何か。そこにはどんな人生の葛藤が秘められているのか。代表作「春と修羅」を手掛かりに、賢治の詩の世界を鑑賞し、ひもといてゆく。