浅見光彦シリーズ30 化生の海
ドラマ
浅見光彦シリーズ・化生の海🈞
内田康夫原作・浅見光彦シリーズ第30弾。北海道、加賀そして福岡へ…。「北前船」の歴史を辿り、連続殺人事件の謎に挑む!
11月20日 水曜 14:49 -16:48 KKB鹿児島放送
ルポライターの浅見光彦(沢村一樹)は、旅雑誌「旅と歴史」で北前船の歴史を辿る取材で北海道へと向かうことになった。母・雪江(佐久間良子)から、くれぐれも「警察庁・刑事局長の兄・陽一郎(風間杜夫)に迷惑をかけるような事件にクビを突っ込まないこと」と念を押された光彦だが、訪れた北海道・余市で三井所園子(石橋杏奈)と再会したことで、雪江との約束は崩れてしまう。
再会とは、半年ほど前に光彦が取材で訪れた先の加賀からフェリー乗り場の港で、葬儀の帰りらしき母・節代(市毛良枝)と園子と出会っていたからだ。その時、園子が嗚咽を湛えながら「私のせいだ、私があんなことを言ったからお父さん・・・」と発した言葉が、光彦の脳裏には強く焼きついていた。
光彦は余市にある「北海洋酒」の蒸留所を訪れ、ガイド嬢として働いていた園子をみかけた。タイミングを見計らって光彦が声をかけようとすると、北陸中央新聞加賀通信局の記者・山科三郎(渡部豪太)が「彼女に何の用だ」と、割って入った。山科の話によると、園子の父・剛史(新井康弘)は、娘を大学に行かせるための金策に出かけ、その2日後に石川県・橋立で遺体となって発見されたという。
しかも、なぜ縁もゆかりも無い橋立へ向かったのかは家族にもわからなかった為、警察の事件捜査も進展していないという。父は私の為に悪いことをしようとしていたのでは…と自責の念にかられる園子を前に、光彦は次第に事件の謎解明へと動き出すことになる。