100分de名著
ドキュメンタリー/教養
100分de名著“百人一首” 🈟(1)「外から」見た魅力と謎🈖🈑
日本人なら誰もが知っている「百人一首」。ところが最近、英訳や英語版かるたが、海外でも静かなブームを呼んでいる。外国の人たちはどこにひかれるのか?
11月8日 金曜 15:05 -15:30 NHKEテレ1東京
日本文学研究者のピーター・マクミランさんは、「百人一首」が海外での人気な秘密が世界中のどの国にいても通じる高度な「普遍性」にあるという。「由良の門を渡る舟人梶を絶え行方も知らぬ恋の道かな」。ゆれる恋心を舵を失って方向が定まらない船にたとえる鮮烈な視覚性や感情の共通性。そこには人間なら誰しも揺さぶられる巧さがある。第一回は、「百人一首」に収められた秀歌のもつ、国境を超えた普遍性に迫っていく。