ワニとカバ 生き残りへの戦い(二)

タンザニアのカツマ川周辺。棲みかを共有するワニとカバはそれぞれ独自の戦略で生き残りを図っている。オス同士の争いに近づきすぎたカバの子どもには危険が迫り…。

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タンザニアのカタヴィ国立公園にあるカツマ川周辺では野生動物が死闘を繰り広げている。乾期に川が干上がってくると水辺は貴重な安息所となるためだ。棲みかを共有するワニとカバは共に水が欠かせないため、それぞれ独自の戦略で生き残りを図る。決して油断はできない。オス同士の争いに近づきすぎたカバの子どもには危険が迫り、ワニの母親は巣を離れた隙に卵を他の動物に狙われるのだ。