ドキュメンタリー/教養

メーデー!番外編:惨劇の全貌 4「無謀な着陸」🈔

パイロットが手順書ではなく本能に頼って最終進入を行えば、2001年スイスの事故や2015年のトリガナ航空、2014年トランスアジア航空機のような悲劇が起こる。

10月28日 月曜 8:00 -9:00 ナショジオ

航空機事故の悲劇に隠された真実と真相。『メーデー!』はそれらを明らかにしてきたが、実は事故は同じ、あるいは類似の要因が何度も繰り返されて起きている。そこでこの番外編ではそれらの諸要因の中から毎回1つを取り上げ、複数の事故を再検証していく。たとえば、飛行中の機体からのエンジン脱落やパイロットの組み合わせ人選ミスなどはこれまで何度も致命的な墜落や悲劇的な結果をともなう着陸に結びついてきたのである。
パイロットが手順書ではなく本能に頼って思い付きの最終進入を行えば、今回紹介する3機のように悲劇で終わるだろう。2001年スイスで飛行教官の資格も持つ機長がクロスエア機を空港の手前で墜落させる。2015年のインドネシアでは、トリガナ航空機を自信過剰のベテラン機長が山に激突させてしまう。2014年台湾のトランスアジア航空機は視界不良の中、空港の場所をつかめないまま着陸しようとして失敗し墜落してしまう。