BSフジサスペンス名作選

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🈑<BSフジサスペンス名作選>医療捜査官財前一二三 3

医師免許を持った警察官・医療捜査官財前一二三(高島礼子)が再登場!医学部を舞台に複雑に入り組んだ事件を解き明かす!

10月24日 木曜 14:59 -17:00 BSフジ・181

啓徳大学医学部研究棟の裏手で転落遺体が発見された。6年生の松山倫太郎(菊田大輔)の遺体と分かるが、川崎南署の刑事・六車善治(石倉三郎)と神崎博(大西武志)は争った形跡がないことから自殺か事故だろうと判断すると、県警本部の五藤直樹(中村橋之助)が現れ、他殺の線を疑い始める。五藤を無視してその場を立ち去ろうとする六車。その時、白衣姿の医師免許を持つ医療捜査官の財前一二三(高島礼子)が現れ、
検視を始める。その結果、遺体の左手には注射痕が発見され、薬物による錯乱状態で屋上から転落した可能性が生まれてきた。案の定、屋上に上がった神崎が使用済みの注射器を発見。五藤は啓徳大学が薬物汚染の温床になっているという情報をかぎつけていたのだった。  神奈川県警のプリンスと呼ばれる五藤は一二三の補佐役にと警察庁特別捜査課の瀬戸四朗(北村総一朗)に呼ばれたのだった。
一二三は薬物汚染のルートを探るために非常勤講師として潜入捜査を行っていた。転落遺体の検死結果は覚せい剤に似た効能を持つ向精神薬、塩酸メチルフェニデートが検出された。本来は錠剤のメチルフェニデートを、精製して静脈注射していること、注射痕が1カ所しかないことに違和感を覚える一二三。  講義を終えた一二三に声をかけてきたのは准教授の塚本将道(神保悟志)。2人は大学時代の同級生だった。旧交を温める2人。
塚本はウィルス新薬の研究に没頭しており、それ以外のことは眼中に入ってこない様子で、研究結果の連絡が入るなり研究室へ戻ってしまう。  塚本が忘れていった携帯電話を研究室へ一二三が届けると塚本は不在。准教授の秦和宣(相島一之)の話だと、どこかで論文を書いているとのことだった。秦は教授選を控えており、塚本も候補の1人なのだが処世術に疎いと嘆きつつ、対抗馬の胡桃沢准教授(乃木涼介)のことを一二三に語る。
代々医者の家系で資金力と政治力に秀でているとのことだった。  そこへ転落死した松山倫太郎の周囲を探っていた五藤から一二三のもとに連絡が入る。松山が亡くなる5日前に女学生と口論をしているところが目撃されていたのだ。その女学生は一二三や塚本の講義を熱心に受講する2年生の矢上梨奈(大後寿々花)だった…。