剣客商売 第1シリーズ

ドラマ

🈑<時代劇>剣客商売 第1シリーズ🈡 第10話「兎と熊」

第1シリーズ最終回!時代と逆行して剣で暮らしを立てる親子・秋山小兵衛と大治郎の、時に厳しくほほえましい関係を描く大人気時代劇をお届け!

10月24日 木曜 18:30 -19:25 BSフジ・181

医者・村岡道歩(頭師孝雄)の娘・房野(朝岡美嶺)は色白で美しく、まるで可愛い白兎のような女である。その房野が白昼、大月弥惣次(立川三貴)という侍に誘拐された。夕方、道歩の家に書状が届けられた。届けたのは大月で、「娘の命が惜しければ浅草の三好屋という店に大月の客だと言って来い」という内容だった。  三好屋に行った道歩は、目隠しをされて駕籠に乗せられ、半刻も揺られた後、大名屋敷と思える所へ入った。
屋敷で頭巾をかぶった男から七日以内に毒薬を調合するよう命じられ、断れば娘の命はないと脅された。  道歩は佐々木三冬(大路恵美)の伯父のかかりつけの医師であった。その縁で三冬が事態を知り、小兵衛(藤田まこと)に相談に来る。すでに猶予の日まであと4日しかなかった。  まず大治郎(渡部篤郎)が、医学生というふれこみで、道歩宅の用心棒に入った。
小兵衛は道歩の話から、駕籠はわざと遠回りをしていて、実際に道歩が入った屋敷は浅草からそう遠くないとにらんだ。その上で、弥七(三浦浩一)に屋敷がどこだか探すように頼んだ。雲をつかむような話である。  ある日、ずんぐりとして毛むくじゃらの熊のような、小兵衛の昔の弟子・内田久太郎(中野英雄)が訪ねてきて、七日前、念願叶って九千石の旗本・花房筑後守の家来になれたと挨拶に来た。
仕官の声をかけてくれたのが大月侍だと聞いて、小兵衛の顔色が変わった。下屋敷は三ノ輪。浅草から遠くない。しかも、重要な役目を命じられ、急いで屋敷に帰るという。怪しいと睨んだ小兵衛は…。