日本のチカラ

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100年魅せる米づくり 〜町に元気な農業を!〜

10月18日 金曜 21:25 -21:54 TOKYO MX1

名古屋から車で約30分、愛知県大口町に、新しい農業を目指す評判の農園があります。服部農園、社員11人・平均年齢は29歳。率いるのは、地元の農家の次女として生まれた女将さんこと取締役の服部都史子さんと夫で社長の服部忠さん。都史子さんの両親が起こした会社を二人で受け継ぎました。後継者不足で担い手がいなくなった田んぼを借り受け、米づくりをはじめとした農作物を手掛けています。
耕作放棄地を作らない試みは町民に広く受け入れられ、今や服部農園の農地は大口町の農地の3分の1にも。100年後にもこの農村風景を伝えたいと、農業の魅力を伝え続けています。 社員のリーダーは林尚吾さん。社員を取りまとめる一方、米づくり以外に新たな農作物を育て、都史子さんが提唱する「農業のテーマパーク」を実現しようと、キャベツやイチゴなど様々な品種の栽培に取り組んでいます。
こうして自社で作った農作物を直接お客さんに販売し、農業の魅力を伝えようと「ハットリライスマーケット」も経営。米や野菜の直販とともに人気なのが、おむすび。銀シャケや昆布などは売り切れることも。
地域のため月に一度早朝に行う掃除の会では、町民の人たちとともに、町中でごみ拾いをします。また農業体験ができる「田んぼの学校」も開催。イベントを任されているのが社員の太田(おおた)千夏(ちなつ)さん(23)。子どもたちに農業の楽しさを伝えることをやりがいに頑張っています。
今年も稲刈りを終え、ハットリライスマーケットでは開店5周年の特売が行われ、大盛況、まるで村祭りのようです。町民に愛され、農業の魅力を伝え続ける服部農園の人々に密着しました。

  • 出演者

    【出演】 服部忠(服部農園社長)、服部都史子(服部農園・取締役)、林尚吾(服部農園・社員リーダー)、太田千夏(服部農園・社員)、社員の皆さん 【ナレーション】 望木聡子(メ〜テレアナウンサー)