知っトク 医療のつぼ

ドキュメンタリー/教養

知っトク 医療のつぼ🈞「身近な疾患 中耳炎の治療」

中耳炎は幅広い年代が発症し、耳の奥に細菌やウイルスが入って感染し、炎症を起こした状態。中耳炎の予防法や治療法を解説する。

10月8日 火曜 11:15 -11:25 ABS秋田放送1

知っトク 医療のつぼ🈞「身近な疾患 中耳炎の治療」

中耳炎は幅広い年代が発症し、3歳までに7割の人が発症するといわれる非常に身近な疾患。耳の奥に細菌やウイルスが入って感染し、炎症を起こした状態が中耳炎だ。 中耳炎は風邪をきっかけに発症することも多いため、風邪の予防が中耳炎の予防にもつながる。栄養バランスの良い食事をとったり、規則正しい睡眠を心がけたりすることが大切だ。
また、中耳炎を引き起こす細菌の半数以上は肺炎球菌とインフルエンザ菌だ。このため、肺炎球菌ワクチンやインフルエンザ菌ワクチンの接種は中耳炎の予防にも非常に有効。 万が一、中耳炎を発症した場合、軽症の中耳炎の場合は自然に治ることも多いが、耳の中の炎症がなかなか改善されない場合や、うみがたまっている場合は、抗生剤を使った治療を行う。
また、高熱や強い痛みなどの症状がある場合は、抗生剤の使用と並行して、うみを出すために鼓膜を切開する治療を行うこともある。手術で鼓膜を切開しても、傷口は数日で自然にふさがる。 番組では、秋田市にある真崎耳鼻咽喉科医院の真崎雅和院長が、中耳炎の予防法や治療法を解説する。