劇場/公演

ナイロン100℃ 45th SESSION「百年の秘密」 ▼犬山イヌコ

80年にわたる、二人の女性の友情と、その家族達の圧巻の人間ドラマ!(2018年4月7日〜30日 下北沢 本多劇場ほか)
2018年 194分

10月6日 日曜 13:15 -16:30 衛星劇場

◆劇場への扉〜素晴らしき演劇の世界〜◆ 日本大震災の翌年の2012年、劇団主宰で作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、人の生と死を見つめて描いた一大クロニクルであり、観客の大きな支持を得た作品。KERA自身がこの作品の再演を熱望し、近年の自作の中でも、出色の出来であると明言する。劇団結成25周年にふさわしい金字塔的作品。
ずっとずっと昔の良き時代。狼に襲われた少年を救い上げた伝説を持つ楡の木を、取り囲むように建てられたベイカー家の館。ここに住むのは楡の木に助けられた少年の息子で、今は銀行家のウィリアム。妻のパオラ、息子のエースと娘のティルダと暮らしている。ベイカー家の向かいには、弁護士のブラックウッドが館を構え、たびたび仕事で訪れる。
エースの親友カレルや、ティルダの同級生チャドとリーザロッテもやってきて、メイドのメアリーはその世話にてんてこまい。そして12歳の冬、ティルダは転校生のコナと出会い、彼女と親友になった。その後、ブラックウッドと結婚したティルダは息子フリッツを産み、カレルと結婚したコナは娘ポニーを産む。二人の付き合いは家族ぐるみで続くが、ベイカー家をめぐる秘密は増殖し、次第に二人の人生に暗い影を落とす—。