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炎の継承 大文字送り火

夏の伝統行事「京都五山送り火」のひとつ、大文字送り火を行う大文字保存会に1年間密着したドキュメンタリー。数百年継承される行事の今を見つめました。

9月28日 土曜 19:00 -19:55 KBS京都

大文字送り火は京都の東にそびえる標高472mの如意ヶ嶽で毎年8月16日に行われる伝統行事です。数百年の歴史があるといわれ、大文字保存会の人々によって現在も守られています。ある保存会員はこう話します。「1年間準備して20分間で終わる」。京の夜空を焦がす美しい炎の背後には1年をかけた準備があります。
代々家族から家族へと受け継がれてきた行事は、時代の変化に伴い会員数の減少という課題を抱えています。また点火資材となる赤松の確保も年々難しくなってきており、行事を継承する上での悩みは決して少なくありません。そんな現実に直面しながらも炎を守り続ける保存会の人々。その日々を追いかけました。