趣味/教育

世界文学への招待 第5回

「クレオール文学ー叙事詩の復活」

9月24日 火曜 9:00 -9:45 放送大学テレビ

「クレオール」という言葉は、初めは植民地生まれの白人を指し、次いで現地で話される混成言語を意味するようになった。さらにカリブ海西インド諸島のフランス語圏では、近年、多民族・多言語・多文化が混交する社会のあり方を指す独特の意味を持つようになった。そこではどのような文学作品が書かれているのだろうか。
エメ・セゼール『帰郷ノート』(1939)、エドゥアール・グリッサン『第四世紀』(1964)、パトリック・シャモワゾー『テキサコ』(1992)という三つの作品を通して、その文学世界を辿ってみる。

  • キーワード

    クレオール、ネグリチュード、アンティル性、叙事詩

  • 出演者

    東京大学大学院教授 塚本 昌則