劇場/公演

歌舞伎◆神の鳥 ▼片岡愛之助、中村壱太郎、中村東蔵

幸せを運ぶ“こうのとり”を題材にした、優美な舞踊劇。歌舞伎の醍醐味をふんだんに取り入れた演出がみどころ。(令和3年11月・歌舞伎座)
2021年 65分

9月24日 火曜 17:15 -18:30 衛星劇場

◆特選歌舞伎◆ 時は室町時代。但馬の国、出石神社の社頭では、足利将軍をもしのぐ権勢を誇る守護大名・赤松満祐の天下掌握を祈願する宴が開かれ、神の使いとされる霊鳥“こうのとり”が生贄として献上されています。その肉を食べると長寿を得るという伝説にならい、家臣たちが、まだ子どものこうのとりを満祐に差し出そうとすると、突如として二人の狂言師が現れます。舞い踊る二人はやがて…。
“こうのとり”の親子を主人公に、舞踊劇仕立てに構成した本作は、明快な筋立てと、錦絵のように華やかな舞台面、また、ぶっ返りや早替りなど、歌舞伎の醍醐味をふんだんに取り入れた演出がみどころです。