趣味/教育

世界文学への招待 第2回

「危機に挑む文学ーウエルベックとサンサール」

9月23日 月曜 9:00 -9:45 放送大学テレビ

フランスの作家ミシェル・ウエルベックの小説『服従』(2015年)は、現代ヨーロッパにおけるイスラームとの共存の難しさをあぶりだす作品として世界に衝撃を与えた。宗教や文化の大きな違いを乗り越えて、自由と多様性に向けた議論の場を作り出すところに、現代文学の意義がある。
ウエルベックと、イスラーム圏アルジェリアの現代作家サンサールを読み比べることで、暴力的な葛藤に満ちた現代の状況において、小説が担い得るポジティヴな役割を探求する。

  • キーワード

    フランス現代小説、イスラーム、原理主義、アルジェリア、ライシテ

  • 出演者

    放送大学教授 野崎 歓