ドキュメンタリー/教養

日本のチカラ🈑

病を乗り越え、愛する音楽を誰でもいつでも楽しめるように、そして自分らしく生きられるようにと発明を続ける男性…さまざまなアイデアと熱意を追いました。

9月22日 日曜 5:45 -6:15 RKB毎日放送

「ポケットサイズの「たん」バリン…プラスチック製ティックのしなりを利用して、片手で振るだけで簡単に鳴らせる手のひらサイズの楽器です。 発明したのは、富山市の小林泉さん(67)。 自動車修理を営んでいたときの技術を生かして、一つ一つ手作りしています。 きっかけは2013年、脳梗塞になったこと。 大学生のときからバンド活動を続けていた小林さんは、演奏ができなくなるかもしれないという絶望感を抱きます。
そんな中、病床で目にした「ある物」が発明へとつながっていきます。 いま「ポケたん」は、その手軽さでピアノ教室、カラオケ、ライブ会場など、富山県内外のさまざまな場面で使われています。 楽器のほかにも不自由になった体でも暮らしやすくするための発明品をいくつも生み出してきた小林さん。 病を乗り越え、愛する音楽を誰でもいつでも楽しめるように、そして自分らしく生きられるようにと発明を続ける男性の物語です。