ダイドーグループ日本の祭り ＃599　朝倉の梯子獅子【愛知県】

ダイドーグループは、全国各地に伝わる日本古来の文化である祭りを総力を挙げて記録し、応援し続けています。その中から優秀作品を厳選しご紹介します。

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慶長年間に、農作物を荒らす猪を、梯子で「さす又」さながらに使って退治。その翌年は、大豊作となったことから、村人がこれは猪のご加護として、猪の供養と豊作を祈願する祭りとしたことが起源と言われる。以来400年、梯子に昇って獅子を舞う。高さ9mの櫓で行う二人一組の獅子舞は「運勢の舞い」などを奉納し、数々の離れ業を行う。梯子によって幸運を得たこの地の人々は、今も危険を顧みず梯子を昇り櫓で舞う。
一つ間違えれば落下する状況の中、気持ちと身体を研ぎ澄まして演舞することで、神に祈りを届けているのではないだろうか。人が、神様や自然に相対する時、自らはどのようにあるべきかを高さ9mで離れ業を繰り広げる獅子の姿から解き明かす。

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