ドキュメンタリー/教養

あれから10年 これから10年▼File156 宮城県石巻市大川/佐藤そのみさん

東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在〜これからの10年」を伝えます。今回は当時中学2年生だった宮城県石巻市大川の佐藤そのみさんです。

9月21日 土曜 20:54 -21:00 BS-TBS

あれから10年 これから10年▼File156 宮城県石巻市大川/佐藤そのみさん

震災発生時、佐藤そのみさんは中学2年生。その日、小学生の妹が帰宅せず、学校で一夜を過ごしているのだろうと思っていた。しかし、2日経っても戻らなかったため、意を決して母と学校へ迎えに行くことに。だが、津波の爪痕に行く手を阻まれた。学校を遠巻きに呆然と立ち尽くす人々。すると、知人がやってきてこう告げた。「妹さん、あがったよ」。妹は自分たちの迎えを先生や友人たちと待っているはずだった。
二人はその場で泣き崩れることしかできなかったという。 佐藤さんは現在、映像作家として活動している。これまでに制作した作品は、震災当時に「14歳」の目線で佐藤さんが感じたことや見てきた光景を詰め込んだフィクションとドキュメンタリー。子どもの目線で震災や故郷を描くことで、当時子ども達が何を考え、何を感じていたのかを大人に想像してもらいたいという。
また、震災を知らない世代にも観てもらい、震災を知る機会にしてほしいと言う。

  • 出演者

    【ナレーター】桜坂美穂

  • 制作

    2024年