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音楽

昭和歌謡の煌き!〜没後30年 作曲家・猪俣公章〜🈞🈑

歌謡曲の黄金期、演歌の真髄を貫いた作曲家・猪俣公章の人生と名曲。森進一坂本冬美、マルシアを育てた極意と藤圭子のヒット曲秘話、美空ひばりとの絆をお届け。

9月18日 水曜 19:00 -21:00 BSテレ東

2023年(令和5年)は、昭和歌謡を牽引した作曲家、猪俣公章の没後30年に当たる。昭和40年代、歌謡界は黄金期を迎えていた。多種多様な音楽が人々の心を捉えていたが、その一方で大きな動きがあった。J-POPが大きなうねりとなり、これまで主流であった演歌を飲み込もうとしていたのだ。こうした中、演歌の砦を守り抜き、多くのヒット曲を放った作曲家がいた。猪俣公章である。
ジャンルを超えて活動する作曲家が多いなか猪俣公章は演歌にこだわり続けた。だが、その演歌は古さを感じさせず、時代にマッチする新しさもあった。猪俣の演歌の原点はいったい何だったのか。また、猪俣はシャイで面倒見がよく、温厚な人柄で知られ、森進一坂本冬美、マルシアらを育てたことでも知られる。猪俣の人間性とは?番組は、猪俣公章の歩みとヒット曲誕生秘話に迫る。インタビューゲストは森進一坂本冬美
藤圭子のデビュー 伝説の歌手、藤圭子のデビュー第2弾「女のブルース」は猪俣の作品。暗さは無く漂う哀愁。「女のブルース」はミリオンヒットとなり、藤圭子はスターへの道を歩いて行く。 *テレサ・テンの歌唱力 鳴り物入りで日本デビューを果たしたが、アイドル路線でのデビュー曲は不発。そこでスタッフは、曲を猪俣に依頼。「空港」はテレサの歌唱力を生かし切った作品となった。
美空ひばりとの絆 昭和45年、日系移民たちを熱狂させたブラジル サンパウロ公演。ひばりは猪俣が作曲した「別れてもありがとう」を大観衆の前で披露した。その貴重映像が残されている。 *「作詞家・山口洋子」誕生 山口の才能を知った猪俣は山口をレコード会社のディレクターに紹介し、作詞家としてデビューさせた。
坂本冬美 マルシア 育ての親 坂本はNHKの「勝ち抜き歌謡天国」に出演した際、番組内でレッスンをしたことがキッカケでスカウトし内弟子に。マルシアはブラジルで行われたカラオケ大会で見つけ内弟子にした。だが、猪俣はレッスンをすることはなく、人としての礼儀などを教えた。