ドラマ

傑作時代劇 大岡越前(第4部)🈞 第6話「黒い影」

『大岡越前』第4部では現代にも通じる人と人とのつながりをドラマの中心に据え、“ホームドラマ色”といった色あいを強めて、幅広い視聴者構成にマッチした作品をねらう。

7月9日 火曜 14:30 -15:25 TSCテレビせとうち

『大岡越前』第四部では、メンバーを若干入れかえ、若ものグループ(吉沢京子三浦友和、三ツ木清隆、沢田亜矢子、結城しのぶ)を加えて、清新さを出すとともに、従来からのチームワークを生かして、内容を一層充実させようとしている。
さらに、親子、夫婦、友人、恋人等、現代にも通じる人と人とのつながりを、ドラマの中心に据え、いわば“ホームドラマ色”といった色あいを強めて、幼児からご老人までを含む、幅広い視聴者構成にマッチした作品をねらうのが、今シリーズの特徴だ。見終わったあとに“さわやかさ”の残る時代劇を、というのが『大岡越前』制作スタッフの願いだ。
城下の川岸に三つの死体が上がる。武家屋敷に婿入りした浪人上りの侍が、舟遊びに出した妻と義父と船頭である。疑わしい舟宿の亭主の甘い取り調べに不信を抱く忠相。侍は遺された妻の妹に手を出し馬脚を露わす。勘当されていた兄と共に侍を切腹にまで追い込む妹。これを助けた忠相に、江戸の財政を左右する大物の影が忍び寄る。