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ドキュメンタリー/教養

日本人妻 大原芳子さんの場合 〜北朝鮮帰国事業と新潟〜🈑

1984年に終了した北朝鮮帰国事業、問題は現在も続く。新潟放送の前身であるラジオ新潟の30分番組をもとに描くドキュメンタリー。JNNネットワーク協議会大賞受賞作品。

7月1日 月曜 1:45 -2:35 MRO1

1959年12月に始まった北朝鮮帰国事業。出港地となった新潟で、帰国船に乗ることを決めた在日コリアンの夫と息子と別れ、日本に残ることになった日本人妻・大原芳子さんが帰国事業によって翻弄される姿を、新潟放送の前身・ラジオ新潟が制作した30分のラジオ番組をもとに描いたドキュメンタリー。北朝鮮の現状が知れ渡った今、帰国事業は悲しい歴史の1ページとなっている。
9万3340人もの人々は、どうして北朝鮮へと旅立ったのか?・多くのルーツは朝鮮半島南部なのに、なぜ韓国ではなく北朝鮮?・どうして帰国事業は25年(一時中断を含む)も続いたのか?新潟県帰国協力会で帰国事業に携わり多くの写真をのこした小島晴則さん(92才)、外務省で帰国事業を担当し、後に大韓民国・日本大使館に勤務した町田貢さん(88才)、その他、大学教授や新潟日報の論説委員にインタビューして事業を振り返る
2023年脱北して日本に逃れた4人の帰国者が北朝鮮政府に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が下され、東京高裁は「日本の裁判所に管轄権がある」と判断した。1984年に終了した帰国事業であるが、問題は現在も続いている。

  • 制作

    プロデューサー 吉井一善 構成 菊池豊 撮影 古堀博信 編集 小林伸登 CG 内山由美 語り 永田亮子 音響効果 久坂惠紹 ■製作・著作 BSN新潟放送