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スポーツ
夏の高校野球石川大会開幕直前SP 〜とめるな、石川の夏〜
地震に翻弄されながらも、前を向く奥能登の球児たち
そして悲願の甲子園制覇が見えたか?星稜の熱き夏
6月30日 日曜 16:30 -17:30 HAB1
昨年5月に起きた珠洲地震、
そして能登半島地震で大きな被害を受けた珠洲市唯一の高校、飯田。
3月から本格的に活動を再開した野球部は、
裂けたグラウンドの隙間で日々練習を行っている。
「どんな状況でも、目標は、変わらずベスト4」
一度はあきらめかけた野球の灯を、再び灯してくれたのは、仲間と、そして、飯田高校野球部に賭けてくれた多くの大人たち。
様々な問題に直面しながらも前に進む球児たちを取材した。
輪島の3年生・平匠(ひら・たくみ)くんは、被災し避難所生活を送る中で、他人のために動くことの大切さを学ぶ。新学年になり、生徒会長に立候補。学校を支えるために動き出す。
穴水の東野魁仁(ひがしの・かいし)選手は、被災し自宅が全壊。
ほとんど投球練習もできない状態で迎えた春の県大会。
190㎝の長身から投げ込む140キロ近いストレートで相手打線を封じ込める。
敗れはしたがプロのスカウトもマークする投手となった。
昨秋の明治神宮大会で全国制覇を果たした星稜。
春のセンバツでもベスト4に進出し、石川県勢初の“夏の甲子園制覇”が視界に入っている。
そして、特別な思いでこの夏を迎える選手も。
高校1年の夏、最愛の父を亡くした専徒大和(せんと・やまと)選手。
「天国の父に甲子園で活躍する姿を見せたい」と日々練習に打ち込む専徒選手の思いを描く。