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ドキュメンタリー/教養

LIFE〜夢のカタチ〜🈞🈑料理人から注文が絶えない大阪・玉造のパワフルな陶芸家!

料理人から愛され、注文が絶えない陶芸家が大阪・玉造にいます。個性的な風貌と独創的で色鮮やかな器は実にパワフル!料理が映えると評判に。ルックス通りのユニークな器!

6月30日 日曜 5:20 -5:50 ABCテレビ1

「器(うつわ)」。それは料理を宝石のように輝かせ引き立たせる、大切なもの。ここに、今料理人から熱い支持を受け、依頼が絶えない陶芸家がいます。玉山弘季さん。陶芸家のイメージとはかなり違った、個性的な風貌です。その器もまた、色鮮やかでパワフル。今回は、料理人の熱い想いを焼き込み、「美食の器」を生み出す陶芸家に密着しました。
JR環状線「玉造」駅から連なる、下町ムードの商店街。ここに玉山さんのアトリエがあります。玉山さんは釉薬の原料を独自にブレンド。独創的な色合いと形が相まって、「料理が映える器」が次々と焼き上がっていきます。「器に料理がのってこそ、その器の完成なんです」と玉山さん。
実際にお店で使われている器を見てみましょう。ある割烹店では、ブルーの濃淡をつけて、刺身の新鮮さが伝わる涼しげな皿が好評。人気とんかつ店の、まるでパレットのような皿は、9種類の薬味が絵具にみえるユーモラスな作品。有名ラーメン店の社長から依頼されたラーメン鉢は、超独特なまがまがしさで、社長も大満足です。
ここでおでん屋さんから新たな依頼が。「創作おでんに合う器」です。土は主に「手回しろくろ」で成形、半乾きになったらなるべく重くならないよう、削って形を整えます。乾燥したら3日間かけて「素焼き」します。その器に、焼くと色合いが異なるブルーに変化する2種類の釉薬で模様を描きます。黒く発色する釉薬で縁取りしたら、最後に4日間かけて「本焼き」。
さて、どんな器になったでしょう。 玉山さんには、もう一つの顔が。それは講師。高校で陶芸の授業を行っているのです。生徒さん達から、玉山先生の印象を聞くと、意外な答えが…
ある日、イタリアンのシェフとの打ち合わせ。「玉山さんの器とシェフの料理を楽しむイベント」を企画していたのです。そのメインディッシュに使う新たな器を焼くと決めた玉山さん、これまた、独創的な器を生み出します。さらに、玉山さんの器を愛用している鮨店から依頼された「陶器の重箱」とはいったい?

  • ナレーション

    佐々木蔵之介

  • ◇おしらせ

    ※この番組は2024年6月8日に放送されたものです。 この番組は、ABCテレビの『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。