趣味/教育

災害社会学 第15回

「災後の社会学的展開」

7月12日 金曜 11:15 -12:00 放送大学テレビ

大震災は、どのような意味を社会に提示したことになるか。天災という自然現象が人間活動に与えた災難であるのに対して、災害事態を引き起こしたのは人間の業であるという考えが天譴(てんけん)という考え方である。誰しも選べない天譴は、自然に従順になることで人間の改革が可能になる。他方、東日本大震災における思想的展開は、価値ある世界の再構成として、この世とあの世という霊性という考え方であった。

  • キーワード

    天災、天譴、リスボン大地震、可能性への想像、生と死のはざまの霊性

  • 出演者

    関西学院大学教授 金菱 清