沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待

ドキュメンタリー/教養

テレメンタリー2024「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」🈑

北海道恵庭市の牧場で、水道や暖房もない劣悪な環境で長年暮らし、十分な食事も提供されずに無償で働いていた3人の知的障害者。なぜ、虐待は見過ごされたのか?

10月19日 土曜 4:50 -5:20 テレビ朝日

「木の実を食べていた」「牛用のバリカンで髪を切られた」。 北海道恵庭市のとある牧場に、最長で45年住み込みで働いていた3人の知的障害者が、去年、牧場と恵庭市を相手取り損害賠償を求めて裁判を起こした。 そこで明らかになったのは、3人が水道や暖房もない劣悪な環境で長年暮らし、十分な食事も提供されずに無償で働いていたこと。さらに5000万円以上の障害年金が、牧場主によって引き出されていた。
なぜ、虐待は見過ごされたのか? 恵庭市は情報提供を受けたにも関わらず、本格的に調査をせず問題を放置していたという。弁護側は、市議会議長だった牧場主への“忖度”があったと主張しているが…。 牧場という閉鎖的な空間で、3人は障害者だから救われなかったのか?この問題の背景を紐解くことで、いまだ根深い障害者差別について考える。