あれから10年　これから10年▼File．158　福島県富岡町／手塚純教さん

東日本大震災時に十代だった若者を取材、「被災から現在〜これからの10年」を伝えます。今回は当時大学1年生だった福島県富岡町の手塚純教さんです。

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手塚純教さんは福島県富岡町出身。震災時は大学１年生で会津若松市に住んでいた。直ぐに福島第一原発に勤める父に連絡を取ると、一言だけメッセージが返ってきた。「生きて帰れないかもしれない」と。父の安否が分からぬまま不安な日々が続いた。原発事故による避難指示を受け、富岡町に住んでいた家族は、無事帰宅した父とともに手塚さんの元へ。家族５人、６畳一間の空間で避難生活が始まった。もう富岡町に戻るつもりはなかった
という手塚さん。しかし次第に町の復興に貢献したいという思いが芽生え、帰郷する決断をした。現在、手塚さんは富岡町で写真館を経営している。学生の頃から写真に興味を持ち、人生の節目や家族の記念を写真として残す仕事に魅力を感じていた。当時、富岡町には手塚さんも撮影してもらったことがあるという写真館があったが、震災の影響で移転。寂しさを感じていた手塚さんは、「町の写真館」の意思を継ごうと写真館を起業した。

• 出演者

  【ナレーター】桜坂美穂

• 監督・演出

  土岐真大

• 制作

  2024年

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  土岐真大

• 番組公式サイト